ペナン島、海からの玄関口フェリー乗り場から歩いて数分のところに、とても趣深い水上生活エリアがあります。
クラン・ジェティといい、桟橋に住む人々の生活に触れることができる貴重な場所をご紹介します。
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クラン・ジェティ – 水上生活エリアとは
海に突き出た桟橋を挟むように並ぶ住居は、同じ姓一族で構成されています。
今では、綺麗に整備され、ゆったりと時間が流れる中で、昔からここに住む人々の生活を感じながら散策することができる場所です。
歴史
ここは、19世紀末ごろから中国系移民がペナン島へ渡り生活をはじめたと言われています。
その後、あまり衛生状態が良くないためスラムのような扱いを受け、当局から取り壊しが勧められてきました。
2008年世界遺産に登録されたのをきっかけに、文化遺産として整備保護され今に至っています。
観光地として積極的に関わる姓周橋、住居としての生活エリアを続ける一族、そして、ゲストハウスを営む一族など、それぞれが自分たちにあった生き方を選び生活をしています。
そのうちの2つ、姓林橋と姓周橋を歩いてみました。
リン・ジェティ – Lim Jetty
姓林橋の名の通り、林さん一族のお住まいが連なっています。
こちらのリン・ジェティは、お土産屋も飲食店もなく、とても静かな生活空間として今も息づいています。
個人的にはここが好きで、この静かな桟橋に座りずっとぼぅっとしたいと思ってしまいます。
ちょっと一緒にあるってみましょう。
ワンちゃんが寝ていたり、本当に生活をしている部分に入り込ませていただいているんだと感じます。
場所は日月壇というお宮があるところが入り口になっています。
こちらは商店などはありませんので、住民の方々へのお気遣いをお忘れなくお願いしますね。
チョウ・ジェティ – Chew Jetty
こちらはうってかわり、一番賑わいを見せている周さん一族の住まわれている姓周橋です。
お土産がたくさん
お土産を探すのもたくさんありすぎて迷ってしまいます。
海辺の日陰ということもあり、涼しくてとても過ごしやすく、女子が喜ぶ美味しそうなドリンクやスイーツもたくさんです。
ドリアンシュークリームやアイスクリームなど、載せきれないくらい楽しい桟橋です。
そのほかの風景
まとめ
一時は取り壊し、立ち退きの危機にあった水上生活エリアですが、こうして生まれ変わり生き生きとした姿を見られることは注目したいところです。
見た目の悪さではなく、本質的な部分に気づくと素晴らしいものが見えてくるという、いい例ではないかと思います。
ペナン島の古きを捨てず、今に生かすパワフルな姿勢に、誰もが見習わなければと思う強さを感じました。
お土産やスイーツを楽しみつつ、訪ねてみてはいかがでしょうか。