コムタから歩いても10分程度のカーナボン通りには、ガイドブックにはないローカル御用達の美味いお店があります。
今日はクーラーのきいたワンタンミー屋さんとゆかいなおじさんたちのいるホーカーを紹介しましょう。
夜になると家族で続々やってくるローカル御用達のワンタン麺屋さん
カーナボン通りはそんなに繁華街というわけではないですが、ローカルご推薦の美味い店がポツポツとあります。
一つ目はクーラー完備の「Ah Niu Yun Tun Mian 阿牛云吞麵」。
ワンタン麺のお店ということなのでまずはワンタン麺とニガウリの炒め物、そしてお約束のペナン島といえばナツメグジュース、しめてRM21なり。
お味はどれも上品でとても美味いです。
ここの魚丸(日本でいうさつま揚げ)は茹でたものではなく揚げたバージョンです。
日本の練り物は魚以外の結着材やら添加物やらの含有量が多くて変な匂いがしますが、東南アジアのものは、ちゃんと魚で作りましたという味と香りがします。
苦瓜はゴーヤチャンプルーくらいしか食べたことがないので、このオイスター炒めは優しい味で身もふっくらしていて食べごたえがありました。
なめらか白斬鶏がイチオシ!
そして、別の日には白斬鶏、臭豆のサンバル炒めとコピ、RM19。
マレーシアというとイポーのチキンライスや海南鶏飯ですが、白斬鶏もところどころで見かけることができます。
この白斬鶏は品が良くて本当に絶品です。
鶏肉はとても滑らかで、でも肉質はしまってきめ細やか。
中国醤油に浸っちゃっていても隣にあるソースがつくとさらに美味さ倍増。
このソースはすりおろし生姜と酢、チリのあっさりしたもの。
難をいえば「量が少ない」ということだけ。
カーナボン通りへ行ったらぜひ食べてみてください。
最高です!
お次は臭豆のサンバル炒め。
臭豆は字の通り臭いと言われていますが、そんなに臭いかな?
子供の頃大嫌いだったソラマメの方が私は臭いと思います。
シンプルに炒めて、マレーシアの辛いソース、サンバルで和えただけだと思いますが、豆は歯ごたえコリコリ、ぷりぷりの海老がアクセントになっていて、サンバルの辛さがよくあいます。
これも絶品です。
アクセス
朝は隣のホーカーで
カーナボン通りにあるゲストハウスのJust Innに泊まっていたので、ついつい近所でご飯を済ませていたのですが美味しいものしかないこの界隈。。。遠出しなくてもよくなってしまうそんな通りです。
ここはカーナボン通りからキンバリー通りに入る角にあります。
建物には「成都旅社」と大きく書いてあるのが目印で、決して旅行社ではありません。
ここは店と看板の名前が違うペナン島あるある。
ペナン島は昔の建物を看板もそのままに店内だけ改装する営業スタイルが多いようです。
ここで食べたのはローミー、トロッとした汁の麺という意味ですが、テーブルにあるニンニク(バワン)のすりおろしとチリソースでお好みの味にしていただきます。
お店によってトッピングもまちまちですが、トロトロした全体に対し、香ばしい揚げねぎがカリカリときいてます。
そしてドリンク、朝はやはりsoy milk!
中華系、東南アジアの豆乳は日本より豆っぽくてうっすら甘いのが特徴です。
これを飲むと添加物のノリっぽい不思議な食感がする日本の調整豆乳が謎に思えてきます。
日本でも中華食材屋さんやアジアの食材屋さんではよく見かけるので飲んでみてはいかがでしょうか。
このローミー屋さんのおじさんたち、気さくすぎて食べてる途中で「美味いか?」とか「これかけて食べろ」とかやってきたり、食べ終わっても色々話しかけてきて面白すぎました。
そして、ここは午後には店じまいですので、早めに行くといいでしょう。